一般財団法人 東洋運勢学会

特集・節気刊運勢学

第2回 人相

山田芳彰

3月21日 春分

人相学は、古代中国で生まれ日本に伝わってきたのですが、なぜ、性格や運勢が明らかにできるのか疑問に思う人も少なくないでしょう。そんな非科学的な方法で人間の運勢など説明できるはずがないという意見もよく聞かれます。

顔は「心の鏡」という言葉もあるように、その人の性格、心のあり方が見事に顔に現れます。この事実に気づいた古代中国の賢人たちが人相を調べ、たくさんのデータを集めて、まとめたのが人相術(観相学)なのです。幸い、日本人と中国人は同グループに配された民族ですので大きな差異はないのです。

まず、顔を正面から見て、顔全体を三つに分け、一番上の毛髪、額の所を上停、鼻、目、耳など顔の中ほどを中停、下あごや口などを下停といいます。各部位は人生の起伏、吉凶を示す手掛かりになりますので、これを先に考えていきましょう。